OL’s blog

ちょっとづつ変わっていきたいと思ってるOLの日常

街の記憶

11月

用があって、学生時代よく出没した街へ行ってきた。
友達とのご飯はもちろん、ゼミ会、デート、ちょっと抜け出してお茶…
大学から少し離れた所にあるこの街にはたくさんの思い出が詰まっている。
1人で雨の降りそうなこの街を歩いていたら
初恋に浮かれていた頃の気持ちが蘇ってきた。
風の匂いやその感触と一緒に。

わたしは全く方向音痴で
何回か行ったお店ですら1人で行けない程なのに、どうしてだろう
彼と行ったお店を2つも見つけてしまった。

少し肌寒い空気の中で
そのつど胸がとくん、となって
目頭がじわんと温かくなる。

遠くなってしまったあの頃の気持ちが懐かしくて、祈る様な思いで慎重にゆっくりと手にとってみる。
ふわふわと浮かんで行く想い出に囲まれながら、好きだったなあと。
こんな気持ちにさせてくれた彼に感謝だなあ、我ながら上出来な恋だったなあ。
なんて。

想い出は美化されるというけれど
それって最高。
こんな素敵な想い出を沢山引き連れて
歳を重ねていけたらいいな。
そんな事を思った1日でした。